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タブレット学習のデメリットと脳への影響とは?克服するポイントも解説

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タブレット学習のデメリットと脳への影響とは?克服するポイントも解説
【目次】
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GIGAスクール構想の推進によって、小学生がタブレットを使って学ぶ機会は急速に増えています。一方で、「視力が悪くならない?」「考える力が低下しない?」「本当に学力は伸びるの?」と、不安を感じている保護者の方も多いのではないでしょうか。

本記事では、タブレット学習のデメリットや脳への影響、メリット、効果的な活用ポイントまで、研究データも交えながらわかりやすく解説します。

1. この記事でわかることは?

  • タブレット学習にどのようなメリット・デメリットがあるのかがわかります。
  • 視力低下や思考力低下など、タブレット学習で起こりやすいリスクが理解できます。
  • タブレット学習が子どもの脳や身体に与える影響について学べます。
  • タブレット学習を安全かつ効果的に活用するためのポイントがわかります。
  • 紙学習とタブレット学習をどのように使い分けるべきかが理解できます。
  • 保護者が注意すべき依存性や長時間使用への対策方法が学べます。

2. タブレット学習の知っておくべきデメリット

タブレット学習には多くのメリットがある一方で、注意すべきデメリットもあります。特に小学生は自己管理能力が未発達なため、使い方によっては学習効率や健康面へ影響を与える可能性があります。

主なデメリット

  • 長時間の使用によって、視力低下や目の疲れにつながる可能性がある
  • 自動採点に慣れることで、じっくり考える習慣が減る場合がある
  • 座っている時間が増え、運動不足や姿勢悪化につながりやすい
  • ゲーム要素や達成演出によって、依存的に使用してしまうことがある

2-1. 視力の低下

タブレット学習では、近距離で長時間画面を見続けることで、目に大きな負担がかかります。特に小学生は視力が発達途中であるため、使い方によっては視力低下につながる可能性があります。

原因のひとつが、まばたきの減少です。画面を集中して見続けると、自然とまばたき回数が減り、涙が蒸発しやすくなります。その結果、目が乾燥しやすくなり、眼精疲労を引き起こしやすくなります。

さらに、近い距離で画面を見続けることで、ピント調整を行う「毛様体筋」が緊張した状態になりやすくなります。毛様体筋が長時間こわばると、遠くを見る際にピント調整がうまくできなくなり、視力低下につながる可能性があります。

また、ブルーライトによる刺激は、目の疲れだけでなく睡眠リズムにも影響を与えることがあるため、長時間使用には注意が必要です。

2-2. 思考力の低下

タブレット学習では、問題を解くとすぐに採点結果が表示されます。すぐに正解・不正解がわかることは効率的な一方で、「じっくり考える時間」が減ってしまう可能性があります。

特に小学生は、すぐに結果が返ってくる環境に慣れることで、「まず考える」よりも「とりあえず答えてみる」という行動になりやすい傾向があります。ゲーム感覚で問題を進めることで、反射的に回答してしまうケースも少なくありません。

また、本来は「なぜその答えになるのか」を試行錯誤しながら理解することが重要ですが、自動採点に頼りすぎると、間違えた原因を深く考えないまま次へ進んでしまう場合があります。

その結果、思考力や読解力、問題解決力が十分に育ちにくくなる可能性があります。そのため、タブレット学習だけに頼らず、紙に書きながら考える学習も取り入れることが大切です。

2-3. 身体への悪影響

タブレット学習では、長時間座ったまま画面を見る状態が続きやすくなります。その結果、運動不足や姿勢悪化につながる可能性があります。 特に小学生は、外遊びや身体を動かすことで筋力や体力を発達させる時期です。しかし、タブレット学習の時間が長くなると、外で遊ぶ時間が減り、運動量不足につながる場合があります。

また、前かがみ姿勢や寝転びながらの使用は、首・肩・背中への負担を増やします。悪い姿勢が続くと、肩こりや頭痛の原因になるだけでなく、集中力低下にもつながります。

さらに、長時間同じ姿勢を続けることで筋肉が固まりやすくなり、身体の柔軟性低下や疲れやすさにつながることもあります。タブレット学習を行う際は、適度な休憩やストレッチ、外遊びを取り入れるようにしましょう。

2-4. 依存性

タブレット学習には、ゲーム感覚で楽しく学べる工夫が多く取り入れられています。たとえば、ポイント獲得・バッジ・ランキング・キャラクター育成などの演出は、学習意欲を高める効果があります。

しかし一方で、「勉強そのもの」よりも「ご褒美をもらうこと」が目的になってしまうケースもあります。達成感を繰り返し得ることで、長時間使用につながりやすくなる点には注意が必要です。

また、小学生は自己制御が難しいため、「あと少しだけ」のつもりが長時間使用になってしまうこともあります。特にゲーム性が強い教材では、学習と遊びの境界が曖昧になりやすく、依存的な使用につながる可能性があります。

そのため、利用時間を決めることや、保護者が学習内容・利用状況を定期的に確認することが大切です。タブレット学習は便利なツールですが、「使いすぎない環境づくり」が重要になります。

3 デメリットだけじゃない!タブレット学習のメリット

タブレット学習には注意点もありますが、多くのメリットもあります。特に小学生にとっては、学習へのハードルを下げながら、自分に合ったペースで学べる点が大きな魅力です。

主なメリット

  • アニメーションや音声によって、楽しみながら学習を続けやすい
  • 間違えた問題を何度も復習でき、知識を定着させやすい
  • 自動採点によって、その場ですぐ復習できる
  • AIが理解度に応じて問題を調整し、個別最適化学習ができる

3-1. 楽しみながら学習できる

タブレット学習の大きな魅力は、「勉強らしさ」を感じにくく、楽しみながら取り組める点です。アニメーションや音楽、キャラクター演出などが取り入れられており、小学生でも興味を持ちやすい設計になっています。

たとえば、問題に正解すると「やったね!」「すごい!」と音声で褒めてくれる教材も多く、成功体験を積み重ねやすくなります。こういった「できた」と感じられる成功体験は、「もっとやってみたい」という前向きな気持ちにつながります。

また、動画や音声を使った学習は、文字だけでは理解しづらい内容を直感的に理解しやすい点も特徴です。算数の図形問題を動かして確認したり、英語の発音を実際に聞いたりできるため、視覚と聴覚を同時に活用した「多感覚学習」が可能になります。

小学生は、楽しさや達成感が学習継続につながりやすい時期だからこそ、タブレット学習との相性が良いといえます。

3-2. 繰り返し学習できる

タブレット学習では、同じ問題を何度でも繰り返し学習できます。紙教材の場合、一度書き込むと再利用しづらく、復習にはコピーや別教材が必要になることもあります。しかし、タブレット学習なら、間違えた問題だけを自動で再出題できるため、効率よく反復学習を行えます。

特に小学生は、「繰り返し解くこと」で知識を定着させることが重要です。漢字や計算、英単語などは、一度理解しただけでは定着しにくいため、何度も演習する必要があります。

また、得意分野では学年を超えた先取り学習ができる一方、苦手分野は理解できるまで基礎に戻って復習できる点も大きなメリットです。AIが学習状況を分析し、「苦手問題だけを集中的に復習する」といった使い方もできます。

このように、子どもの理解度に応じて反復量を調整しやすい点が、タブレット学習の強みです。

3-3. 自動で即時採点してくれる

タブレット学習では、問題を解くとその場ですぐに採点されます。間違えた問題も即座に解説が表示されるため、「なぜ間違えたのか」を忘れる前に復習しやすい点も魅力です。

紙教材では、保護者が丸付けをしたり、添削返却を待ったりする必要があります。しかし、タブレット学習なら、自動採点によって学習サイクルを止めずに進められます。

また、つまづきポイントをすぐ把握できるため、「理解できないまま進んでしまう」状態を防ぎやすくなります。保護者の負担軽減につながる点も、大きなメリットといえるでしょう。

3-4. 子どもの状況に合わせた学習ができる

タブレット学習では、一人ひとりの学習状況に合わせて問題内容が変化します。これは、AIが正答率や学習履歴を分析し、「得意な単元」「苦手な単元」を自動で判断してくれるためです。

たとえば、計算問題が得意な子どもには応用問題を出題し、苦手な子どもには基礎問題を繰り返し提示するといった調整が行われます。その結果、「簡単すぎて退屈」「難しすぎて嫌になる」といった状況を減らしやすくなります。

また、学習進度に合わせて問題量や難易度を調整できるため、自分のペースで学習しやすい点も特徴です。学校の授業では一斉進行になりがちですが、タブレット学習なら個別最適化された学習が可能になります。

さらに、苦手単元を重点的に復習できることで、「わからない」が積み重なりにくくなり、学習への苦手意識軽減にもつながります。

3-5. タブレット学習の脳への影響

タブレット学習は、脳に良い影響と悪い影響の両面を持つことが、国内外の研究で示されています。

一方では、ICTを活用した学習によって学力テストの正答率が向上したという報告があります。特に課題解決型学習では、ICT活用校のほうが高い成果を示す傾向があります。

しかしその一方で、デジタル機器による読書は脳への負荷が大きく、紙媒体より理解度が低くなる可能性も指摘されています。また、PISA調査では、ICT活用が多い国ほど数学力・読解力が低い傾向も報告されています。

つまり、タブレット学習は「使うだけで学力が伸びる」のではなく、活用方法によって効果が大きく変わる学習ツールだといえます。

3-6. 脳が過剰に活性化する

研究では、タブレットやスマートフォンなどのデジタル機器で文章を読む際、紙媒体より脳の血流量が増えることが確認されています。これは、脳がより多くの情報処理を行っている状態を意味します。

一見すると良いことのように思えますが、脳が過剰に活性化している状態は、同時に「負担が大きい状態」でもあります。実際に、紙で読んだ場合のほうが内容理解や読解力が高いという研究結果も報告されています。

デジタル画面では、スクロール操作や光刺激など、文章理解以外の情報処理も必要になります。そのため、脳が余分なエネルギーを使いやすく、疲労につながる可能性があります。

特に長時間使用すると、脳疲労や集中力低下につながることもあるため、適度な休憩や紙学習との併用が重要です。

3-7. テストの正答率が高くなる

文部科学省の全国学力・学習状況調査の結果をもとに明治大学が研究したところ、ICTを活用した課題解決型学習に取り組んでいる学校ほど、学力テストの正答率が高い傾向が示されました。

特に、「自分で調べる」「考えをまとめる」「発表する」といった学習活動でICTを活用している学校では、各教科の正答率が高い結果が確認されています。 また、タブレットPCを活用した授業では、無回答率が低くなり、正答率が向上したという研究もあります。動画・図解・アニメーションを活用することで、理解しやすくなる点が影響していると考えられています。

このように、ICTを適切に活用することで、子どもの理解度向上や学習意欲向上につながる可能性があります。

出典:明治大学「全国学力・学習状況調査からみた ICT と教育の関係」

3-8. 数学力・読解力は低くなる

OECDのPISA調査では、「学校でのコンピューター保有数が多い国ほど、数学力や読解力が低い傾向がある」という結果も報告されています。 これは、「ICTを使うこと自体」が問題なのではなく、「どのように使うか」が重要であることを示しています。単純なデジタル化だけでは、思考力や読解力向上につながらない可能性があります。

特に、タブレット学習だけに偏ると、紙に書いて考える機会や、長文をじっくり読む習慣が減ることがあります。その結果、読解力や深く考える力が育ちにくくなる場合があります。

「ICTを補助的に使う」「紙学習と併用する」など、バランスの良い活用方法が重要だといえるでしょう。

4. タブレット学習のデメリットを克服するポイント

タブレット学習は便利な反面、使い方を誤ると学習効率や健康面へ悪影響を与える可能性があります。効果的に活用するためには、以下のポイントを意識することが重要です。

  • 読書や記述問題では紙教材も併用する
  • タブレットは「補助教材」として活用する
  • 長時間使用を避け、利用時間を決める
  • 学習専用スペースや通知オフ設定で集中環境を整える
  • 保護者が学習進度や理解度を定期的に確認する
  • 就寝前の使用を避け、睡眠への影響を減らす

4-1. デジタルと紙を適切に使い分ける

タブレット学習の効果を高めるためには、デジタルだけに偏らず、紙学習と適切に使い分けることが大切です。

たとえば、動画やアニメーションを使った基礎理解、苦手単元の反復学習はタブレットと相性が良い一方、長文読解や記述問題、暗記学習は紙教材のほうが理解しやすい場合があります。研究でも、紙媒体のほうが内容理解や読解力が高まりやすい傾向が示されています。

また、紙に実際に書くことで、漢字のトメ・ハネや計算過程を意識しやすくなる点も重要です。特に小学生は、「書いて覚える」経験が学力定着につながりやすい時期です。

そのため、「理解する段階はタブレット」「考えて書く段階は紙」というように、それぞれの特性を活かして学習すると、効率的に知識を定着させやすくなります。

4-2. タブレットの使用時間を決めておく

タブレット学習では、あらかじめ使用時間を決めておくことが重要です。楽しく学べる反面、夢中になりやすく、気づかないうちに長時間使用してしまうケースも少なくありません。

長時間画面を見続けると、目の疲れや視力低下だけでなく、脳疲労や集中力低下につながる可能性があります。また、同じ姿勢が続くことで肩や首への負担も大きくなります。

特に小学生の場合は、1回あたり30〜60分程度を目安にし、1時間を超える連続使用は避けることが推奨されます。適度に休憩を挟むことで、脳や目への負担を軽減しやすくなります。

また、就寝前の使用はブルーライトによって睡眠の質へ影響を与える可能性があるため、寝る1〜2時間前には使用を終えるのが理想的です。

4-3. 外遊びを取り入れて目を休息させる

タブレット学習後は、意識的に目を休めることが重要です。特に近距離で画面を見続けると、ピント調整を行う「毛様体筋」が緊張した状態になり、視力低下につながる可能性があります。

そこで効果的なのが、外遊びや遠くを見る習慣です。外では遠近さまざまな距離を見るため、毛様体筋が自然に動き、目の緊張をほぐしやすくなります。 また、外遊びには運動不足解消や体力向上だけでなく、ストレス軽減や集中力向上につながるメリットもあります。特に小学生は身体を動かしながら成長する時期であるため、タブレット学習だけでなく、外で遊ぶ時間もバランスよく確保することが大切です。

外出が難しい場合でも、窓から遠くの景色を見るだけで目の緊張を和らげる効果が期待できます。タブレット学習の後には、「目と身体を休ませる時間」を意識的に取り入れましょう。

5. よくある質問

5-1. タブレット学習の欠点は何ですか?

タブレット学習の主な欠点として、視力低下や姿勢悪化、長時間使用による集中力低下などが挙げられます。また、自動採点やゲーム感覚の学習に慣れることで、じっくり考える習慣が減る可能性もあります。さらに、動画やゲームなど学習以外の誘惑が多く、使い方によっては依存的になりやすい点にも注意が必要です。

5-2. タブレットとノート、どちらで勉強した方がいいですか?

どちらにもメリットがあり、学習内容によって使い分けることが重要です。タブレットは動画やAI機能を活用した個別最適化学習や反復学習に向いています。一方で、ノート学習は記述力や思考整理、読解力向上に適しています。理解を深める導入や苦手克服にはタブレット、考えをまとめたり記憶を定着させたりする場面ではノートを活用すると効果的です。

6. まとめ

タブレット学習は、アニメーションや音声を活用したわかりやすい学習や、AIによる個別最適化学習など、多くのメリットを持つ学習方法です。特に小学生にとっては、楽しみながら学習習慣を身につけやすく、苦手分野の克服にも役立ちます。

一方で、長時間使用による視力低下や姿勢悪化、思考力低下、依存性などのデメリットもあるため、使い方には注意が必要です。タブレットだけに頼るのではなく、紙学習と併用しながら、適切な使用時間や学習環境を整えることが重要になります。

また、保護者が学習進度を確認し、利用ルールを決めることで、タブレット学習の効果をより高めやすくなります。「タブレットか紙か」を選ぶことではなく、それぞれの強みを理解し、お子さまに合った学習スタイルを見つけましょう。

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