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公立高校 入試問題 傾向と対策

沖縄県

※この情報は、2023年7月時点のものです。

数学
―傾向と対策―

配点の4割を占める基本レベルの小問集合を素速く正確に解く!

出題の傾向

2023年は、2022年より大問が1題増えて、大問11題の構成となった。小問数は約40問で変化はないが、50分の試験時間に対して問題数が多いため、時間配分に注意する必要がある。ほぼ全分野・全内容から出題されている。

大問1~2

基本的な計算問題中心の小問集合。全体の配点の4割を占めるので、取りこぼさないようにしたい。

大問3~11

幅広い分野からバランス良く出題されている。特に場合の数・確率、資料の整理、関数と図形の融合問題、図形の証明問題、作図などが頻出。また、大問11は、規則性に関する問題が出題されており、問題文が長い上に、条件がやや複雑で差がつきやすい。

過去3年間の出題内容
数と式 2021 2022 2023
正の数・負の数
文字式の計算
因数分解
数・式の利用
規則性
平方根
方程式・不等式 2021 2022 2023
一次方程式
連立方程式
二次方程式
方程式の利用
不等式
関数 2021 2022 2023
比例・反比例
一次関数
関数y=ax2
関数と図形
関数の応用
確率・統計 2021 2022 2023
場合の数・確率
資料の整理
標本調査
図形 2021 2022 2023
角度
長さ・面積(平面図形)
長さ・面積(空間図形)
体積(空間図形)
合同の証明
相似の証明
作図
その他(平面図形)
その他(空間図形)
その他 2021 2022 2023
その他

どんな準備をするべきか

問題数が多いので、基本レベルの問題を素速く正確に解くことが重要。時間配分を意識して過去問に取り組もう。

数と式、方程式・不等式

基本的な計算は、ケアレスミスで失点しないように、スマイルゼミの「3分トレーニング」を活用して、正確に計算する力を身につけよう。規則性は、数多くの問題に当たっておきたい。

関数

関数と図形の融合問題を中心に、様々な応用問題に積極的にチャレンジしよう。

確率・統計

基本となる知識や考え方を押さえて、問題演習に取り組むこと。

図形

証明問題が例年出題されているので、合同や相似の証明問題における考え方のプロセスを押さえ、問題集などを利用して実際に書く練習をしておこう。

英語
―傾向と対策―

問題量が多いので解くスピードが大切!

出題の傾向

大問11題の構成で、小問数は約40問。記述問題は、2019年までは全体のおよそ4割を占めていたが、2020年からは1~2割に減少した。2023年の出題内容は次の通り。

大問1~3はリスニングで、聞き取った内容に関する選択問題。大問4が適語句選択、大問5が語形変化、大問6が語順整序で、いずれも会話文をベースにした基本的な語彙・文法に関する問題である。大問7は会話文の適文選択、大問8が英語で書かれた職業体験の予定表を見ながらの会話文の読解であった。大問9も会話文の読解で、内容理解に関する様々なタイプの問題が出題されている。大問10は長文の読解で、内容理解に関する問題が中心だが、20語程度で書く英作文も含まれている。大問11は英作文で、20~30語程度で書く形式となっている。

過去3年間の出題内容
リスニング 2021 2022 2023
選択問題
記述問題
音声 2021 2022 2023
発音・アクセント
強勢
文の区切り
語彙・文法 2021 2022 2023
単語の意味・関連知識
語形変化
連語
書き換え
適語句補充・選択
語順整序
用法選択
正誤問題
英作文 2021 2022 2023
条件作文
テーマ作文
和文英訳
長文読解 2021 2022 2023
内容把握
適語句補充・選択
適文補充・選択
日本語での説明
英文和訳
指示語・語句の意味
文整序
会話文 2021 2022 2023
内容把握
適語句補充・選択
適文補充・選択
日本語での説明
英文和訳
指示語・語句の意味
文整序
その他 2021 2022 2023
その他

どんな準備をするべきか

リスニング

スマイルゼミのリスニング講座で英語の発音に慣れておこう。内容に関する選択問題が出題されるので、「だれが・いつ・どこで・何をするのか」を意識しながら聞き取る練習をしておくこと。

語彙・文法

教科書の例文をしっかり覚えておきたい。また、資料の読み取りにも慣れておこう。

読解問題

会話文の問題では、話の流れをつかんで空所を補充する問題が多いので、前後のつながりをよく考えて読み進めよう。長文読解については、平易だが分量が多いので、素速く正確に文章を読み解く力を養う必要がある。

英作文

平易な英語で紹介文や、自分の意見とその理由を書けるようにしておきたい。

国語
―傾向と対策―

古文・漢文、会話文の読解は過去問で対策を万全に!

出題の傾向

2023年は、2022年より1題増えて大問5題の構成。大問は増えたが、小問数は逆に減って約35問となった。解答形式は記述式が全体のおよそ半分を占めている。

大問1は文学的文章の読解、大問2は説明的文章の読解(作文を含む)、大問3は古文の読解、大問4は漢文の読解、大問5は会話文の読解(作文を含む)という構成であった。

長文読解は、内容理解と心情把握に関する問題が中心だが、漢字の読み書きや漢字の知識、文法(品詞)などの国語の知識問題も出題されている。古文の読解と漢文の読解では、内容理解に関する問題と、古文で歴史的仮名遣いから現代仮名遣いへの書き換え、漢文で漢詩の形式を問う問題が出題された。会話文の読解は、資料を参照しながら内容理解を問うものが中心。また、作文は、大問2が本文中から引用した言葉による課題作文(35~50字)、大問5が2つの資料(キャッチコピー)をもとにした作文(150~180字)となっている。

過去3年間の出題内容
国語の知識 2021 2022 2023
漢字の読み書き
漢字の知識
語句の意味
慣用句・ことわざ・故事成語・四字熟語
文法(品詞)
文法(文の組み立て)
文法(表現技法)
文法(敬語)
説明的文章の読解 2021 2022 2023
主題・要旨
文章内容
語句の意味
段落関係・接続語・指示語
文学的文章の読解 2021 2022 2023
主題・要旨
文章内容
語句の意味
心情
情景
段落関係・接続語・指示語
古文の読解 2021 2022 2023
古文の知識
現代仮名遣い・古文の文法
現代語訳
内容理解
漢文の読解 2021 2022 2023
漢文の知識
内容理解
詩・短歌・俳句の鑑賞 2021 2022 2023
形式・表現技法・関連知識
内容理解
作文 2021 2022 2023
課題作文
資料を用いた作文
聞き取り 2021 2022 2023
放送による問題
その他 2021 2022 2023
その他

どんな準備をするべきか

長文読解

文学的文章は「登場人物の心情の変化」、説明的文章は「筆者の主張は何か」を押さえながら読むこと。選択問題は、できるだけ短い時間で正確に問題を解けるよう、過去問や類題でよく練習しておこう。

国語の知識

漢字の読み書きや漢字の知識、文法(品詞)などを、問題集やスマイルゼミで、少しずつでも毎日学習しよう。

古文・漢文の読解

難解ではないが、文章量がやや多いので、過去問で形式に慣れておこう。また、古文の歴史的仮名遣いから現代仮名遣いへの書き換えのルールと、漢文の返り点のつけ方、書き下し文への直し方は必ず押さえておくこと。

会話文の読解

「複数の生徒による話し合い」などのユニークな出題形式なので、過去問でしっかり対策を立てておこう。

作文

メインの作文は、制限字数が150~180字とやや少なめだが、35~50字で書くものもあるので、時間配分に注意しよう。

理科
―傾向と対策―

教科書中心の復習で高得点を目指そう!

出題の傾向

大問8題の出題で、物理、化学、生物、地学から各2題という構成になっている。小問数は約45問で、記述式の問題が全体のおよそ半分を占める。2023年は、理科用語や計算のほか、作図、化学式などが出題された。理科用語については、漢字での記述を指定されるものがあるので、注意が必要。幅広い範囲から出題されており、実験・観察をもとに、基礎的・基本的な内容を問う問題が大半を占めている。また、「物質の性質・状態変化」、「化学変化と化学反応式」、「植物のからだのつくりとはたらき」、「器具の使い方・操作」が近年よく出題され、身近な現象を題材にした活用型の問題も見られる。問題数が多いため、時間配分に注意が必要。

過去3年間の出題内容
物理 2021 2022 2023
力と圧力
電流
電流と磁界
運動の規則性(力のつり合い・速さ)
仕事
エネルギー
化学 2021 2022 2023
気体の性質
水溶液
物質の性質・状態変化
物質の成り立ち(原子・分子)
化学変化と化学反応式
化学変化と物質の質量
水溶液とイオン
酸・アルカリとイオン
生物 2021 2022 2023
植物のからだのつくりとはたらき
植物のなかま
生物と細胞
動物のからだのつくりとはたらき
動物のなかま
進化
生物の成長とふえ方
遺伝
地学 2021 2022 2023
火山
地震
地層
気象観測
雲のでき方・湿度
天気の変化・日本の気象
天体の動きと地球の自転・公転
太陽系・恒星
科学技術と人間 2021 2022 2023
エネルギー・科学技術
自然と人間 2021 2022 2023
生物と環境
実験・観察 2021 2022 2023
器具の使い方・操作
新傾向 2021 2022 2023
活用型問題
その他 2021 2022 2023
その他

どんな準備をするべきか

理科用語や原理・法則などの基本的な事項については、教科書で確実に覚え、理科用語は漢字で書けるようにしておこう。実験・観察は、目的→方法→結果→考察の流れを意識しながら学習すること。ほぼ毎年出題されている器具の使い方・操作は、操作の理由も含めて整理しよう。また、活用型の問題にも取り組んでおきたい。

物理

速さ、電流、仕事などの計算問題は、公式を確実に覚えた上で、演習を繰り返そう。光や力などの作図も練習しておくこと。

化学

化学反応式が問われることが多いため、よく復習しておこう。また、化学反応式やイオン式はその意味も含めてしっかり理解しておくこと。

生物・地学

教科書で復習したあと、スマイルゼミの「暗記カード」と「3分トレーニング」で知識を定着させると効果的。

社会
―傾向と対策―

幅広い知識を身につけておくのがポイント!

出題の傾向

2023年、例年通り大問6題の出題で、地理、歴史、公民から2題ずつという構成であった。小問数は約45問で、そのうちおよそ3分の1が記述問題。資料の読み取り問題や論述形式の記述も5問程出題されている。

地理は、世界と日本が別々の大問で出題され、写真、地図、グラフなどが多用されるので戸惑わないようにしよう。地形図の読み取りは例年見られる。歴史は、出題範囲が広く、歴史の大きな流れを問う問題が中心。公民は、政治、経済からバランス良く出題されている。また、沖縄県に関する問題が出題されるのも特徴。

過去3年間の出題内容
地理 2021 2022 2023
世界の姿
アジア州
ヨーロッパ州・ロシア
アフリカ州
南北アメリカ州
オセアニア州
世界全域
北海道地方
東北地方
関東地方
中部地方
近畿地方
中国・四国地方
九州地方・南西諸島
日本全域
地形図の読み取り
歴史 2021 2022 2023
文明のおこり
縄文・弥生・古墳時代
飛鳥時代
奈良時代
平安時代
鎌倉時代
室町・戦国時代
近世ヨーロッパ
安土・桃山時代
江戸時代
近代ヨーロッパ
明治時代
大正時代
昭和(戦前)
昭和(戦後)~平成
公民 2021 2022 2023
現代社会の特色・課題
人権・日本国憲法
包括的権利
自由権
社会権
その他の人権・公共の福祉・国民の義務
国会・内閣・裁判所
地方自治・防災
選挙・政党・マスメディア
家計・消費・流通など
企業
労働
市場経済・金融・景気
財政・税制・社会保障
国際社会と日本
共通 2021 2022 2023
論述
資料の読み取り
融合 2021 2022 2023
地理+歴史
地理+公民
歴史+公民
地理+歴史+公民
その他 2021 2022 2023
その他

どんな準備をするべきか

3分野とも、教科書の復習とスマイルゼミの演習で基礎知識の定着を図りたい。また、資料集などを利用して、資料を読み取る力を養おう。論述対策としては、過去問の解答や解説をじっくり読んで、要点の簡潔なまとめ方をマスターしておくこと。

地理

世界の各州と日本の各地方で、地形や自然、気候、産業や貿易などの項目別に要点を整理するのがオススメ。

歴史

時代ごとの重要な出来事や、それに関わる人物名を正確に暗記しよう。

公民

教科書で扱われている基本事項をきちんと理解しておくこと。沖縄県に関する時事トピックにも、日頃から注意を払うようにしたい。

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