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公立高校 入試問題 傾向と対策

神奈川県

※この情報は、2026年7月時点のものです。

数学
―傾向と対策―

解答形式に左右されない基礎力を身につけよう!

出題の傾向

大問6題の構成。小問数は約25問で、幅広い分野からバランス良く出題されている。問題の傾向はあまり変化していないが、2023年から解答形式が大きく変化し、記述型の選択問題(0~9から選択)も含めれば、すべて選択問題といえる。対策としては、選択肢がなくても答えを導き出せるようにしっかり練習しておくことである。2026年の出題内容は次のとおり。

前半

小問集合。数と式、方程式、関数、資料の整理、平面図形、空間図形などの分野から偏りなく出題されている。教科書の基本レベルの問題が中心で、全体の配点の6割強を占めるので、取りこぼしは避けたい。平面図形では、2026年は相似の証明が出題された。証明問題は、例年、穴埋めによる完成形式になっている。

後半

関数と図形、確率、空間図形からそれぞれ1題ずつ出題された。関数は式を求めるものが目立つ。確率は問題設定がやや複雑で、条件を読み取って整理するのに時間がかかるので、時間配分には注意が必要である。空間図形は指示された3点を結んでできる三角形の面積を求める問題がやや難度が高い。

過去3年間の出題内容
数と式202420252026
正の数・負の数○○○
文字式の計算○○○
因数分解○
数・式の利用○○
規則性
平方根○○○
方程式・不等式202420252026
一次方程式○
連立方程式○○
二次方程式○○○
方程式の利用○○○
不等式○
関数202420252026
比例・反比例
一次関数○○○
関数y=ax2○○○
関数と図形○○○
関数の応用
確率・統計202420252026
場合の数・確率○○○
資料の整理○○○
標本調査
図形202420252026
角度○○
長さ・面積(平面図形)○○○
長さ・面積(空間図形)○○○
体積(空間図形)○○○
合同の証明
相似の証明○○○
作図
その他(平面図形)
その他(空間図形)
その他202420252026
その他

どんな準備をするべきか

分野ごとの出題傾向に大きな変化はないので、過去問などで傾向に合わせた対策をしっかりしておこう。

数と式

教科書の基本レベルの問題なので、ケアレスミスで失点しないよう注意すること。スマイルゼミの「3分トレーニング」で計算力を磨くのがオススメ。

方程式・不等式

数と式と合わせて小問集合で出題されており、基本的な問題ばかりである。確実に得点しておきたい。

関数

関数の式を求める問題や、関数と絡めて面積比や線分比を用いて解く問題が出題されることが多いため、過去問などに取り組み、類題にあたっておくこと。

確率・統計

確率は大問で、問題文が長く、複雑な条件設定のものが出題されているので、条件を整理して解答する練習をしておこう。また、資料の整理は小問集合で出題されている。平均値や中央値など、用語の知識があれば比較的得点しやすい分野なので、よく復習しておこう。箱ひげ図にも慣れておきたい。

図形

平面図形は小問集合で面積や体積、角度を求める問題、穴埋め形式の証明などが出題されている。知識の抜けがないよう徹底し、証明の手順をよく確認しておこう。空間図形は2点間の距離や3点を結んでできる三角形の面積を求める問題がよく出題されているので、過去問などで解き方を押さえておくことが重要である。

英語
―傾向と対策―

絵・図表・グラフの読み取りがポイント!

出題の傾向

リスニングを含む大問8題の構成で、小問数は約30問。2022年から解答形式が大きく変わり、記述は条件英作文1問のみで、あとはすべて選択問題(マークシート方式)。条件英作文も7語以上と比較的短い。読解問題の文章量が多いため、英語の長文や会話文を速く正確に読み解くことが重要となる。また、絵・図表・グラフなどの資料が多用されるので、過去問を利用してこうした出題形式に十分に慣れておく必要がある。

大問1はリスニングで、平易な会話や英文を聞いて、選択肢から答えを選ぶ形式。大問2~3は適語句選択による会話文の完成問題。大問4は語順整序。大問5は絵にもとづいて会話を完成させる条件英作文。大問6~8は長文と会話文の読解総合問題となっている。いずれも内容把握を中心に、さまざまな角度から読解力が問われる。

過去3年間の出題内容
リスニング202420252026
選択問題○○○
記述問題
音声202420252026
発音・アクセント
強勢
文の区切り
語彙・文法202420252026
単語の意味・関連知識○○○
語形変化
連語
書き換え
適語句補充・選択○○○
語順整序○○○
用法選択
正誤問題
英作文202420252026
条件作文○○○
テーマ作文
和文英訳
長文読解202420252026
内容把握○○○
適語句補充・選択○○
適文補充・選択○
日本語での説明
英文和訳
指示語・語句の意味
文整序○○○
会話文202420252026
内容把握○○○
適語句補充・選択○○○
適文補充・選択
日本語での説明
英文和訳
指示語・語句の意味
文整序
その他202420252026
その他

どんな準備をするべきか

リスニング

スマイルゼミのリスニング講座で英語の発音に慣れよう。その際、「だれが、いつ、どこで、何をするのか」を意識しながら聞き取る練習をしよう。

語彙・文法

教科書レベルの単語の綴りや語形変化を徹底的に復習しておこう。文法は、教科書の基本的な例文を音読しながら覚えるのが効果的。語順整序問題は頻出なので、練習を重ねておきたい。

英作文

過去問なども含め、英作文の問題にしっかり取り組み、条件に合った簡単な英文が書けるように、よく練習しておくこと。

読解問題

長文・会話文は長めの文章を、内容を押さえながらできるだけ多く読み、速く正確に英文を読み解く力を養っておこう。資料を用いた問題が非常に多いので、過去問を中心にして図表やグラフの読み取りの練習も欠かさず行うようにしたい。文整序形式の選択問題も見られるため、過去問などで慣れておこう。

国語
―傾向と対策―

独特な条件作文の出題形式に慣れよう!

出題の傾向

例年、大問5題の構成で、小問数は30問。記述は大問5の作文だけで、その他はすべて選択問題となっている。

大問1は、漢字の読み書きと短歌の内容理解。漢字の書き取りは、カタカナで書かれた熟語から同じ漢字が使われているものを選ぶ方式であった。大問2は文学的文章の読解、大問3は説明的文章の読解で、どちらも文章と選択肢が長めなので、時間配分に注意し、速く正確に内容を読み取る必要がある。設問は心情把握や内容理解が中心となっているが、対義語や文法(品詞)などの知識問題も出題されている。大問4は古文で、内容理解の設問が中心。大問5は、説明的文章2つ・メモ・まとめの読解。メモにあてはまる語句の組み合わせを選択する問題と、文章を読み取ったうえで、まとめの文章中にあてはまる内容を30~40字で記述する形式の、特徴ある作文が出題されている。

過去3年間の出題内容
国語の知識202420252026
漢字の読み書き○○○
漢字の知識○○○
語句の意味
慣用句・ことわざ・故事成語・四字熟語
文法(品詞)○○○
文法(文の組み立て)
文法(表現技法)
文法(敬語)
説明的文章の読解202420252026
主題・要旨○○○
文章内容○○○
語句の意味
段落関係・接続語・指示語○○○
文学的文章の読解202420252026
主題・要旨
文章内容○○○
語句の意味
心情○○○
情景
段落関係・接続語・指示語
古文の読解202420252026
古文の知識
現代仮名遣い・古文の文法
現代語訳
内容理解○○○
漢文の読解202420252026
漢文の知識
内容理解
詩・短歌・俳句の鑑賞202420252026
形式・表現技法・関連知識
内容理解○○○
作文202420252026
課題作文
資料を用いた作文○○○
聞き取り202420252026
放送による問題
その他202420252026
その他○○○

どんな準備をするべきか

国語の知識

漢字の読み書きは貴重な得点源なので、漢字練習は毎日続けよう。文法は品詞の識別を中心に練習するのがオススメ。

長文読解

例年、かなり長い文章が出題されるので、速読の練習をしておこう。その際、説明的文章なら「筆者が言いたいこと」、文学的文章なら「登場人物の心情の変化を追いかけること」を意識しよう。選択肢がよく練られているので落ち着いて読むこと。

古文

音読しながら、古文特有の表現に慣れておこう。読み取りは細部にこだわらず、大きな流れを捉えることが重要。

作文

過去問に5年分は取り組んでおきたい。また、グラフのデータの読み取りが出題されることもあるので、読み取った内容をまとめる練習もしよう。

理科
―傾向と対策―

基本的な知識を確実に押さえよう!

出題の傾向

物理、化学、生物、地学の4分野から均等に出題されている。大問8題の出題で、各分野から2題ずつの構成。小問数は30~35問で、すべて選択式。教科書で扱われている実験や観察に関する基本的な問題のほか、思考力や概念の深い理解を要する問題も数問出題されている。小問の問題文が長めなので、何を問われているかを素速く的確に読み取る必要がある。

近年、物理では「電流」、化学では「化学変化と化学反応式」、「水溶液とイオン」、地学では「太陽系と恒星」が頻出である。

過去3年間の出題内容
物理202420252026
光○○
音○
力と圧力○○
電流○○○
電流と磁界○
運動の規則性(力のつり合い・速さ)○○
仕事○
エネルギー○
化学202420252026
気体の性質○
水溶液○○
物質の性質・状態変化○○
物質の成り立ち(原子・分子)○
化学変化と化学反応式○○○
化学変化と物質の質量○
水溶液とイオン○○○
酸・アルカリとイオン○○
生物202420252026
植物のからだのつくりとはたらき○○
植物のなかま○○
生物と細胞○
動物のからだのつくりとはたらき○○
動物のなかま○
進化
生物の成長とふえ方
遺伝○○
地学202420252026
火山○
地震○
地層○○
気象観測
雲のでき方・湿度○○
天気の変化・日本の気象○○
天体の動きと地球の自転・公転○○
太陽系と恒星○○○
科学技術と人間202420252026
エネルギー・科学技術
自然と人間202420252026
生物と環境○○
実験・観察202420252026
器具の使い方・操作○○
新傾向202420252026
活用型問題
その他202420252026
その他

どんな準備をするべきか

理科用語や原理・法則などの基本的な事項は確実な得点源なので、教科書を中心に丁寧に押さえておこう。観察や実験についての問題では、素速く状況を把握して解く力が求められる。時間配分も意識して学習を進めること。

物理

法則や公式をもとに、電流、速さなどは速く確実に計算問題に答えられるように、よく練習しておこう。

化学

化学反応式やイオン式はその意味も含めてしっかりと理解しておこう。溶解度や、化学変化と物質の質量などは表やグラフの読み取りが必須なので、類題などに取り組んで慣れておくこと。

生物・地学

教科書中心の学習で基本事項をきちんと押さえよう。スマイルゼミの「3分トレーニング」や「暗記カード」で繰り返し学習すると効果的。

社会
―傾向と対策―

外国も含めた歴史の大きな流れを把握しておこう!

出題の傾向

大問数は7題で、小問数は30~35問。地理、歴史、公民から2題ずつと分野融合問題1題の構成で、バランスの良い出題となっている。2021年までは記述式の問題が見られたが、2022年からすべて選択問題(マークシート方式)で出題されている。出題形式は、表や図、グラフなどの資料を読み取って、正解を選ばせるものが多い。資料の読み取りに時間がかかるため、時間配分には十分に注意したい。

地理は、基本的な知識を問うものがメインで、世界の姿は例年出題されている。歴史は、各時代の出来事を抽出して古い順に並べかえたものを選択する、という問題が頻出。2026年の公民は、税制や経済のしくみ、選挙制度などのほか、政府開発援助(ODA)など、現代社会についての理解や課題に関する出題も見られた。

過去3年間の出題内容
地理202420252026
世界の姿○○○
アジア州○○○
ヨーロッパ州・ロシア○○
アフリカ州○○○
南北アメリカ州○
オセアニア州○
世界全域○○○
北海道地方
東北地方○
関東地方○○
中部地方○○
近畿地方○
中国・四国地方○○○
九州地方・南西諸島
日本全域○
地形図の読み取り○○
歴史202420252026
文明のおこり
縄文・弥生・古墳時代○
飛鳥時代○
奈良時代○○○
平安時代○
鎌倉時代○○
室町・戦国時代○○○
近世ヨーロッパ○
安土・桃山時代○○
江戸時代○○○
近代ヨーロッパ○
明治時代○○○
大正時代○○
昭和(戦前)○○○
昭和(戦後)~令和○○○
公民202420252026
現代社会の特色・課題○○○
人権・日本国憲法○
包括的権利○
自由権○○
社会権○
その他の人権・公共の福祉・国民の義務
国会・内閣・裁判所○○○
地方自治・防災○
選挙・政党・マスメディア○
家計・消費・流通など○
企業○○
労働○○
市場経済・金融・景気○○
財政・税制・社会保障○○○
国際社会と日本○○○
共通202420252026
論述
資料の読み取り○○○
融合202420252026
地理+歴史○
地理+公民○
歴史+公民○
地理+歴史+公民○○○
その他202420252026
その他

どんな準備をするべきか

地理、歴史、公民、いずれも教科書とスマイルゼミでしっかりと基本事項を押さえたうえで、過去問などを用いて、グラフや資料を素速く読み取れるように練習しておきたい。

地理

世界地理と日本地理が別々に出題される。世界地理は、時差の計算、世界各地の気候や文化、貿易などを押さえよう。また、日本地理は、各地域の農業や工業の特色をまとめておこう。2026年は出題されなかったが、地形図の読み取りは近年よく出題されるので、過去問を中心にして練習を繰り返しておくこと。

歴史

各時代の用語、出来事、人名などを正確に暗記して、歴史の大きな流れを意識した学習を心がけよう。

公民

国会、日本国憲法の基本的な事項のほか、社会保障と税制、市場経済・金融・景気のしくみに関するものがよく出題されているので、対策が必要。また、時事的な問題にも関心を持ちながら、学習を進めていきたい。