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公立高校 入試問題 傾向と対策

広島県

※この情報は、2026年7月時点のものです。

数学
―傾向と対策―

長く複雑な問題文の対策をしておこう!

出題の傾向

例年どおり大問6題の構成である。小問数は約20問とさほど多くはないが、図形の証明のほか、答えを求める過程を記述する問題などがあり、解答に時間のかかるものが目立つ。そのため、時間配分には注意が必要。2026年の出題内容は次のとおり。

大問1~2

幅広い分野の小問集合。大問1は、計算を中心とした問題のほかに関数、平面図形、標本調査の問題が見られる。いずれも基本レベルの問題なので、取りこぼさないようにしたい。大問2は、空間図形、関数を絡めた確率からの出題で、標準レベルの問題構成となっている。

大問3~6

数・式の利用(証明問題を含む)、資料の整理(説明の記述を含む)、関数の応用、平面図形(三角形の合同の証明を含む)が出題された。文章での記述はいずれもやや難度の高い問題であった。また、数・式の利用と資料の整理は条件設定が複雑であるため、内容を正確に読み取る必要がある。

過去3年間の出題内容
数と式202420252026
正の数・負の数○○○
文字式の計算○○
因数分解
数・式の利用○○○
規則性○
平方根○○○
方程式・不等式202420252026
一次方程式
連立方程式○○
二次方程式○○
方程式の利用○
不等式
関数202420252026
比例・反比例○○○
一次関数○○○
関数y=ax2○○
関数と図形○○
関数の応用○○
確率・統計202420252026
場合の数・確率○○○
資料の整理○○○
標本調査○○
図形202420252026
角度○
長さ・面積(平面図形)○
長さ・面積(空間図形)○○
体積(空間図形)○○
合同の証明○○○
相似の証明
作図
その他(平面図形)○○○
その他(空間図形)
その他202420252026
その他

どんな準備をするべきか

問題文は長く複雑だが、求められる知識は比較的基本レベルのものであり、各分野の基本事項を押さえることが重要である。過去問や問題集などで、問題文の情報を正しく整理して式を立てる練習をしておきたい。

数と式

基本レベルの問題なので、日頃からケアレスミスに注意して、正確な計算を心がけるようにしよう。

方程式・不等式

方程式の文章題が出題されることもあるので、教科書レベルの問題で学習しておくこと。

関数

関数の基本的な問題をしっかり解いたうえで、関数と図形の融合問題や関数の応用問題まで、幅広く積極的にチャレンジしておきたい。

確率・統計

標準的なレベルの問題が出題されているので、基礎となる知識や考え方を押さえて問題演習を繰り返そう。

図形

証明問題が例年出題されているので、図形の証明問題における考え方のプロセスを押さえ、問題集などを利用して実際に書く練習をしておくこと。

英語
―傾向と対策―

英作文対策は教科書の基本例文の暗記から始めよう!

出題の傾向

中学3年間で学習する内容について、基本的な英語力やコミュニケーション能力、そして表現力を見るのが基本方針。大問4題の構成で、小問数は20~25問とやや少なめだが、長めの記述問題が目立つ。記述問題が占める割合は全体のおよそ4割。2026年の出題内容は次のとおり。

大問1はリスニングで、会話や英文などを聞いて、その内容についての質問に答える選択問題と、かなりのボリュームの記述問題からなる。大問2は資料(グラフ)を伴う会話文の読解、大問3は長文の読解で、共に内容理解が中心。英問英答や語順整序による記述問題、適語句補充で会話を完成させる問題なども含まれている。大問4は英作文で、「家庭から出るごみを減らすために私たちは日常生活で何ができるか」というテーマに関して、自分で考えたアイデアを理由と共に30~55語(2文以上でも良い)の英文で書く形式であった。

過去3年間の出題内容
リスニング202420252026
選択問題○○○
記述問題○○○
音声202420252026
発音・アクセント
強勢
文の区切り
語彙・文法202420252026
単語の意味・関連知識
語形変化
連語
書き換え
適語句補充・選択
語順整序○○○
用法選択
正誤問題
英作文202420252026
条件作文○○
テーマ作文○
和文英訳
長文読解202420252026
内容把握○○○
適語句補充・選択○○○
適文補充・選択
日本語での説明
英文和訳
指示語・語句の意味
文整序
会話文202420252026
内容把握○○○
適語句補充・選択○○○
適文補充・選択○○
日本語での説明
英文和訳
指示語・語句の意味○
文整序
その他202420252026
その他

どんな準備をするべきか

リスニング

スマイルゼミのリスニング講座を使って英語の発音に慣れておこう。内容に関する選択問題が出題されるので、「だれが・いつ・どこで・何をするのか」を意識しながら聞き取る練習をすること。

読解問題

会話文の読解では、資料から必要な情報をつかむことが大事。また、あるテーマについて自分の意見とその理由を英語で書けるように練習しておこう。長文読解問題については、話の流れを追いながらポイントをつかめるように、素速く正確に文章を読み解く力を養うこと。また、わからない単語が出てきても、前後の文脈から意味を推測できるように練習しよう。

英作文

相手に伝えたいことを簡潔な英語で表現できる力を養っておこう。教科書の基本例文の暗記は不可欠。

国語
―傾向と対策―

長めの記述問題を攻略して得点アップを図ろう!

出題の傾向

2026年は、大問が1題増えて4題の出題であったが、小問数は20~25問と大きな変化はない。小問は少なめだが、ほとんどが記述式の問題となっている。解答に時間がかかるため、時間配分には注意が必要。

大問1は国語の知識問題、大問2は文学的文章の読解、大問3は説明的文章の読解、大問4は古文の読解という構成であった。2024年まで出題されていた作文が姿を消し、その分記述問題が増えている。

国語の知識問題は、漢字の読み書き、漢字の知識(熟語の構成)、文法(品詞)。長文の読解は、内容理解や登場人物の心情の把握に関する問題が中心で、設問の中に会話やノートなどが入っているため、問題文全体の文章量はやや多めである。また、慣用句などの国語の知識も読解の中で扱われている。長めの記述問題が目立ち、配点も高めになっている。古文の読解は、内容理解と、歴史的仮名遣いから現代仮名遣いへの書き換え問題が出題された。

過去3年間の出題内容
国語の知識202420252026
漢字の読み書き○○○
漢字の知識○
語句の意味
慣用句・ことわざ・故事成語・四字熟語○○○
文法(品詞)○
文法(文の組み立て)
文法(表現技法)
文法(敬語)
説明的文章の読解202420252026
主題・要旨○○○
文章内容○○○
語句の意味
段落関係・接続語・指示語○○
文学的文章の読解202420252026
主題・要旨
文章内容○○○
語句の意味○
心情○○○
情景
段落関係・接続語・指示語
古文の読解202420252026
古文の知識
現代仮名遣い・古文の文法○○○
現代語訳
内容理解○○
漢文の読解202420252026
漢文の知識○
内容理解○
詩・短歌・俳句の鑑賞202420252026
形式・表現技法・関連知識
内容理解
作文202420252026
課題作文
資料を用いた作文○
聞き取り202420252026
放送による問題
その他202420252026
その他○

どんな準備をするべきか

長文読解

説明的文章は「筆者が言いたいことは何か」、文学的文章は「登場人物の心情の変化を追う」ことを意識して読むのが大切。文学的文章は、大正~昭和の著名な日本文学者の作品から出題されることもあり、言葉遣いや仮名遣いが現代の文章と多少異なる場合もあるので、過去問や他の問題集を活用し、読み慣れておこう。

国語の知識

漢字の読み書きは、スマイルゼミなどを活用して、毎日少しずつでも練習しよう。

古文・漢文の読解

2025年と2026年は古文が出題されたが、2024年は漢文が出題された。どちらが出題されても対応できるようにしておこう。古文の歴史的仮名遣いから現代仮名遣いへの書き換えのルールや、漢文の返り点のつけ方などをしっかり確認したうえで、できるだけ多くの問題に取り組もう。古文は、現代語訳つきのもので学習すると内容が理解しやすい。

作文

2025年と2026年は出題されなかったが、作文が出題される可能性もあるので、過去問を活用し、出題形式に慣れておこう。

理科
―傾向と対策―

さまざまなタイプの問題で積極的に演習を!

出題の傾向

2026年は、大問5題の出題で、物理、化学、生物、地学から各1題、4分野の小問集合1題という構成であった。小問数は約25問で、記述式の問題が全体の4~5割を占めている。記述は、理科用語や計算、作図に加えて、短文記述が3問出題された。教科書に載っているような実験・観察についての問題が出題されているが、年によっては、教科書で扱われていないような実験・観察に関する出題もあるため、過去問でよく確認しておきたい。

教科書レベルの基本的な問題のほか、科学的思考力を問う問題も複数問出題されている。出題内容は前年とは半分程度変わっているので、漏れのない学習を心がけたい。2024年までは、身近な事柄を題材にした活用型の問題が出題されていたので、注意が必要。

過去3年間の出題内容
物理202420252026
光○
音○
力と圧力○
電流○○
電流と磁界○
運動の規則性(力のつり合い・速さ)○○
仕事
エネルギー○
化学202420252026
気体の性質○
水溶液○
物質の性質・状態変化○○
物質の成り立ち(原子・分子)○
化学変化と化学反応式○
化学変化と物質の質量○
水溶液とイオン○○
酸・アルカリとイオン○
生物202420252026
植物のからだのつくりとはたらき
植物のなかま○○
生物と細胞
動物のからだのつくりとはたらき○○
動物のなかま○
進化
生物の成長とふえ方○○○
遺伝
地学202420252026
火山
地震○
地層○
気象観測
雲のでき方・湿度
天気の変化・日本の気象○○
天体の動きと地球の自転・公転○
太陽系と恒星○○
科学技術と人間202420252026
エネルギー・科学技術
自然と人間202420252026
生物と環境
実験・観察202420252026
器具の使い方・操作○○
新傾向202420252026
活用型問題○
その他202420252026
その他

どんな準備をするべきか

理科用語や原理・法則などの基本的な事項については、教科書を中心に丁寧に押さえておこう。実験・観察は、目的→方法→結果→考察の流れを意識しながら、過去問に取り組むのがオススメ。実験・観察に伴う器具の使い方・操作や、薬品の使い方はよく覚えておこう。

物理

法則や公式を正確に覚え、力と圧力、電流、速さ、仕事などは計算問題に対応できるようにしておこう。また、光の作図の練習も欠かせない。

化学

化学反応式やイオン式はその意味も含めてきちんと理解しておくこと。

生物・地学

教科書中心の学習で基本事項を確認し、問題演習を重ねよう。資料から情報を正確に読み取る練習を十分に行っておくこと。

社会
―傾向と対策―

論述問題に徹底的に取り組もう!

出題の傾向

2026年は、大問4題の出題で、地理、歴史、公民から各1題と分野混合問題が1題という構成。小問数は25問程度と少なめである。記述問題約10問のうち6問が論述式であった。論述式の多くは選択式や用語などの記述式より配点が高めである。また、論述式の問題は解答に時間がかかるものもあるため、時間配分に注意が必要。加えて、資料問題では、グラフ、統計資料などさまざまな資料をもとにして、そこから読み取れることを簡潔に文章にまとめることが求められる。

問題数が少ないため、各分野とも出題範囲を限定するのは難しく、地理は、2025年のように世界地理のみからの出題になることもあるので注意が必要。歴史では、2026年は奈良時代から近代ヨーロッパまでが出題された。公民では、近年は財政・税制・社会保障、現代社会の特色・課題が頻出。

過去3年間の出題内容
地理202420252026
世界の姿○○
アジア州○○
ヨーロッパ州・ロシア○○○
アフリカ州
南北アメリカ州○○○
オセアニア州○
世界全域○
北海道地方
東北地方○
関東地方
中部地方
近畿地方○
中国・四国地方○
九州地方・南西諸島○
日本全域○○
地形図の読み取り○
歴史202420252026
文明のおこり
縄文・弥生・古墳時代
飛鳥時代
奈良時代○○
平安時代○○○
鎌倉時代○○○
室町・戦国時代○○
近世ヨーロッパ○
安土・桃山時代○○○
江戸時代○○○
近代ヨーロッパ○
明治時代○○
大正時代
昭和(戦前)○
昭和(戦後)~令和○○
公民202420252026
現代社会の特色・課題○○○
人権・日本国憲法
包括的権利
自由権
社会権○
その他の人権・公共の福祉・国民の義務
国会・内閣・裁判所○○
地方自治・防災○
選挙・政党・マスメディア○○
家計・消費・流通など
企業
労働○○
市場経済・金融・景気○○
財政・税制・社会保障○○○
国際社会と日本○
共通202420252026
論述○○○
資料の読み取り○○○
融合202420252026
地理+歴史
地理+公民
歴史+公民○
地理+歴史+公民○○
その他202420252026
その他

どんな準備をするべきか

まずは3分野とも、教科書とスマイルゼミの演習で苦手分野を克服しよう。次に、問題集などで、資料を読み取って論述する形式の問題に数多くあたっておくこと。

問題の答え合わせの際も、ただ○×をつけるだけではなく、解説文を熟読したうえで、模範解答を書き写すなどして、解答作成のコツをつかみたい。そして、過去問で論述問題の難易度と時間配分をしっかりと確認しよう。

地理

世界地理、日本地理ともに自然、人々の暮らし、産業など、各項目に分けて学習しておくこと。世界地図は、経度・緯度などを地球儀で確認しておきたい。統計資料やグラフを読み取る練習を欠かさないように。地形図の読み取りは出題される年もあるので、しっかりと練習しておくこと。

歴史

時代ごとの重要な出来事や人物名などを暗記しよう。また、年表で歴史の大きな流れを押さえたうえで、過去問にあたっておこう。

公民

政治、経済の基本的な知識を固めたうえで、時事的な問題に関心を持ちながら学習を進めていこう。現代社会の特色・課題はしっかり学習しておくこと。

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