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公立高校 入試問題 傾向と対策

愛知県(Aグループ)

※この情報は、2022年6月時点のものです。

数学
―傾向と対策―

差のつきやすい関数や図形の問題演習に積極的に取り組もう!

出題の傾向

例年、大問3題の構成。小問数は約20問で、幅広い分野から出題されている。特に関数や図形の問題は比較的難度が高いものが多い。

大問1

基本レベルの計算問題が大半を占める。取りこぼさないようにしたい。

大問2

関数や確率・統計などの問題が出題されている。関数は、図形との融合問題やグラフを完成させる問題が頻出である。

大問3

図形の問題。平面図形、空間図形ともに出題されている。円の性質や三平方の定理を利用して、長さや面積を求める問題がよく出題されている。

過去3年間の出題内容
数と式 2020 2021 2022
正の数・負の数
文字式の計算
因数分解
数・式の利用
規則性
平方根
方程式・不等式 2020 2021 2022
一次方程式
連立方程式
二次方程式
方程式の利用
不等式
関数 2020 2021 2022
比例・反比例
一次関数
関数y=ax2
関数と図形
関数の応用
確率・統計 2020 2021 2022
場合の数・確率
資料の整理
標本調査
図形 2020 2021 2022
角度
長さ・面積(平面図形)
長さ・面積(空間図形)
体積(空間図形)
合同の証明
相似の証明
作図
その他(平面図形)
その他(空間図形)
その他 2020 2021 2022
その他

どんな準備をするべきか

問題数は多くないが、解答に時間のかかる問題もあるので、時間配分に注意が必要である。

数と式、方程式・不等式

基本レベルの問題なので、普段からケアレスミスに注意して、正確な計算を心がけよう。

関数

関数と図形の融合問題や、移動時間と距離の関係を題材とした問題など、幅広く出題されている。関数の様々な問題に積極的に取り組んでおくこと。

確率・統計

確率と資料の整理の基本となる考え方を確実に押さえて、問題演習を繰り返そう。

図形

難度が比較的高い問題が多い。円の性質や三平方の定理を利用する応用問題にチャレンジしておきたい。

英語
―傾向と対策―

教科書の基本例文を書けるようにしておこう!

出題の傾向

中学3年間で学習する内容について、基本的な英語力やコミュニケーション能力、そして表現力を見るのが基本方針。大問はリスニング1題と筆記検査4題の構成で、小問数はおよそ20問。解答形式は記述がほぼ半分を占めている。

リスニングでは、会話文と英文の内容に関する5つの質問(4つの選択肢)に対して正誤のどちらかを選ぶというもの。筆記検査の大問1は条件英作文で、2022年は、イラストを参考にして、外国人と会話したときの、その会話文を完成させる形式であった。大問2では会話文の適語補充問題が出題され、単語の知識も試される。大問3~4は長文と会話文の読解で、内容把握の問題が中心。また、語順整序による英作文も出題されている。

過去3年間の出題内容
リスニング 2020 2021 2022
選択問題
記述問題
音声 2020 2021 2022
発音・アクセント
強勢
文の区切り
語彙・文法 2020 2021 2022
単語の意味・関連知識
語形変化
連語
書き換え
適語句補充・選択
語順整序
用法選択
正誤問題
英作文 2020 2021 2022
条件作文
テーマ作文
和文英訳
長文読解 2020 2021 2022
内容把握
適語句補充・選択
適文補充・選択
日本語での説明
英文和訳
指示語・語句の意味
文整序
会話文 2020 2021 2022
内容把握
適語句補充・選択
適文補充・選択
日本語での説明
英文和訳
指示語・語句の意味
文整序
その他 2020 2021 2022
その他

どんな準備をするべきか

基本的な問題が多いので、まずは教科書の復習から始めよう。基本例文をもとにして文法事項をしっかり押さえ、英文を音読してから、出てきた単語を何度も書いて覚えるのがオススメ。

リスニング

スマイルゼミのリスニング講座で英語の発音に慣れておこう。内容に関する選択問題が出題されるので、「だれが・いつ・どこで・何をするのか」を意識しながら聞き取る練習をしておこう。

読解問題

会話文読解では、あいさつなどの日常的な会話、また会話でよく使われる慣用表現をしっかり覚えておきたい。長文読解については、話の流れを追いながらポイントをつかめるように、速く正確に文章を読み解く力を養うこと。

英作文

会話文の完成のほか、自分の意見とその理由を、簡潔に英語で書く練習をしておこう。

国語
―傾向と対策―

長文読解は、段落ごとに内容をまとめながら読み進める練習を!

出題の傾向

例年、大問4題の出題で、小問数は約20問。2022年は、説明的文章の読解、漢字の読み書き・国語の知識、小説(文学的文章)、漢文の読解という構成であった。作文はなく、代わりに説明的文章の内容を60~70字程度で要約する記述問題が出題されている。

長文読解は文章の内容理解に関する問題が中心。記号選択式が多いが、選択肢が長く複雑で、読んで判断するのに時間がかかるため、注意が必要。漢文(書き下し文)は、部分的に現代語訳がついており、内容理解中心の構成となっている。漢字は読み・書きともに1問ずつの出題で、国語の知識は2021年に続き四字熟語が出題された。

過去3年間の出題内容
国語の知識 2020 2021 2022
漢字の読み書き
漢字の知識
語句の意味
慣用句・ことわざ・故事成語・四字熟語
文法(品詞)
文法(文の組み立て)
文法(表現技法)
文法(敬語)
説明的文章の読解 2020 2021 2022
主題・要旨
文章内容
語句の意味
段落関係・接続語・指示語
文学的文章の読解 2020 2021 2022
主題・要旨
文章内容
語句の意味
心情
情景
段落関係・接続語・指示語
古文の読解 2020 2021 2022
古文の知識
現代仮名遣い・古文の文法
現代語訳
内容理解
漢文の読解 2020 2021 2022
漢文の知識
内容理解
詩・短歌・俳句の鑑賞 2020 2021 2022
形式・表現技法・関連知識
内容理解
作文 2020 2021 2022
課題作文
資料を用いた作文
聞き取り 2020 2021 2022
放送による問題
その他 2020 2021 2022
その他

どんな準備をするべきか

長文読解

文章内容を正確に把握する必要があるので、教科書レベルの文章を読み、説明的文章なら「筆者の主張は何か」、「自分はその主張に対してどう思うか」などを書いてまとめる練習が効果的。また、接続語の選択、段落相互の関係や、ある段落が果たす役割を問う問題などが出題されることもあるので、段落ごとの内容や流れをまとめながら読み進める練習をしておこう。

古文・漢文の読解

年によって、古文か漢文のどちらかが出題されている。古文・漢文(書き下し文)ともに、まずは現代語訳のついた文章を音読しながら読み、特有の表現に慣れておこう。さらに、たくさんの文章に触れて、繰り返し問題を解いてみること。

国語の知識

漢字の読み書きや知識はスマイルゼミでしっかり学習しておこう。慣用句や四字熟語も押さえておきたい。

理科
―傾向と対策―

過去問を中心に演習を行い、問題形式に慣れよう!

出題の傾向

例年通り大問6題の出題で、2022年は物理、化学、生物、地学が各1題、生物と地学の複合問題1題、化学と物理の複合問題1題という構成であった。小問数は約20問。5問が記述式で、計算2問、作図2問、理科用語1問が出題されている。問題数は少ないが、どの問題も資料が多く用いられており、読み取りに時間がかかる。

全体的によく練られた問題で、思考力を試すものが目立つ。また、問題の選択肢の数が多いため、注意深く確認する必要がある。理科用語を記述する問題は、2018年から2021年までは出題されていなかったが、2022年は出題された。「天気の変化・日本の気象」は頻出なので、きちんと確認しておきたい。

過去3年間の出題内容
物理 2020 2021 2022
力と圧力
電流
電流と磁界
運動の規則性(力のつり合い・速さ)
仕事
エネルギー
化学 2020 2021 2022
気体の性質
水溶液
物質の性質・状態変化
物質の成り立ち(原子・分子)
化学変化と化学反応式
化学変化と物質の質量
水溶液とイオン
酸・アルカリとイオン
生物 2020 2021 2022
植物のからだのつくりとはたらき
植物のなかま
生物と細胞
動物のからだのつくりとはたらき
動物のなかま
進化
生物の成長とふえ方
遺伝
地学 2020 2021 2022
火山
地震
地層
気象観測
雲のでき方・湿度
天気の変化・日本の気象
天体の動きと地球の自転・公転
太陽系・恒星
科学技術と人間 2020 2021 2022
エネルギー・科学技術
自然と人間 2020 2021 2022
生物と環境
実験・観察 2020 2021 2022
器具の使い方・操作
新傾向 2020 2021 2022
活用型問題
その他 2020 2021 2022
その他

どんな準備をするべきか

原理・法則などの基本的な事項については、教科書を通して確実に理解しておこう。どの分野もスマイルゼミの「暗記カード」と「3分トレーニング」で知識を定着させると効果的である。資料の読み取りが多いため、正確に資料を読み取る力を身につけられるように、過去問で問題形式に慣れよう。実験・器具の使い方・操作は、操作の理由も含めてしっかりと整理しておくこと。

物理

電流からの出題が多いので、電流と磁界も含めて重点的に学習しておきたい。計算問題は、公式を確実に覚えた上で演習を繰り返そう。光の進み方や回路図は作図の練習も必要である。

化学

化学式のほか、イオン式や化学反応式は、正しく書けるようによく練習しておきたい。

生物・地学

教科書中心の学習で、基本事項をしっかり理解しておこう。

社会
―傾向と対策―

資料問題につまずかないように!

出題の傾向

大問6題の構成で、歴史2題、地理2題、公民2題ずつの出題。小問数は20問程で、約9割が記号選択式だが、2022年には15字以下の穴埋め式の論述問題が1問出題された。求められる知識は教科書の基本レベルのものがほとんどだが、グラフや表、写真などいくつかの資料を同時に読み取らせるものがあり、やや難問といえるものもある。

2022年の世界地理は畜産業、農業、日本地理では7府県の海岸線距離・国宝の建造物の件数・昼夜間人口比率をまとめた表に関する問題などが出題された。歴史は、平安時代から近代について幅広く問うものであった。公民は、労働や雇用に関する問題などが出題された。出題分野は大問ごとに分かれているが、一部で分野融合問題も見られる。

過去3年間の出題内容
地理 2020 2021 2022
世界の姿
アジア州
ヨーロッパ州・ロシア
アフリカ州
南北アメリカ州
オセアニア州
世界全域
北海道地方
東北地方
関東地方
中部地方
近畿地方
中国・四国地方
九州地方・南西諸島
日本全域
地形図の読み取り
歴史 2020 2021 2022
文明のおこり
縄文・弥生・古墳時代
飛鳥時代
奈良時代
平安時代
鎌倉時代
室町・戦国時代
近世ヨーロッパ
安土・桃山時代
江戸時代
近代ヨーロッパ
明治時代
大正時代
昭和(戦前)
昭和(戦後)~平成
公民 2020 2021 2022
現代社会の特色・課題
人権・日本国憲法
包括的権利
自由権
社会権
その他の人権・公共の福祉・国民の義務
国会・内閣・裁判所
地方自治・防災
選挙・政党・マスメディア
家計・消費・流通など
企業
労働
市場経済・金融・景気
財政・税制・社会保障
国際社会と日本
共通 2020 2021 2022
論述
資料の読み取り
融合 2020 2021 2022
地理+歴史
地理+公民
歴史+公民
地理+歴史+公民
その他 2020 2021 2022
その他

どんな準備をするべきか

教科書とスマイルゼミを活用し、まずは苦手分野の克服を目指そう。資料の読み取り問題は、過去問に取り組んで慣れておきたい。

地理

世界の各州と日本の各地方で、都市名、地形や気候、農業、工業、貿易などを項目別に整理することが効果的である。地形図の読み取りにも注意しよう。

歴史

時代ごとの重要な出来事や人物名を正確に暗記すること。

公民

政治・経済ともに教科書で扱われている基本テーマをきちんと理解しておこう。